「男は目で恋をし、女は耳で恋をする」と言われているほど声の影響力は絶大です。
聞くだけでイケメンをイメージしてしまうという「イケボ」
- イケボとはどんな声なの?
- 自分の声に自信がないけどイケボになれるの?
- イケボを身につけたいけど方法がわからない
そんな疑問を解決します。
歌手でボイストレーナーの私が、イケボになるために、
誰でもできる効果的な練習法をわかりやすく解説いたします。
イケボの喋り方は?特徴を紹介!
「イケボ」と1口に言っても、その「声質・イントネーション・スピード」の3つの要素が揃って初めて魅力的なイケボになります。
- 声質
- イントネーション
- スピード
イケボの3つの要素それぞれについて1つずつ説明します。
声質
イケボの最大の要素はもちろん声質です
一般に「イケボといえば低音である」と言われていますが、人が魅力を感じる声には個人差があるため、低音の声が好きな人もいれば、高音の声に魅力を感じる人もいます。
低音イケボといえば福山雅治さんのような低く響きがある優しい声が思い浮かびます。
一方、高音イケボはアニメ声優さんのような、元気がありスッキリとしていて聞きやすい声です。
そして、低音イケボ・高音イケボ・どちらにおいても共通の特徴があるんです。
次の3つが共通の特徴です。
- 輪郭がはっきりしている声
- 響きがある声
- 息混ぜ声
1つずつ解説します。
輪郭がはっきりしている声
声に輪郭があると同時に太い芯もあるため、言葉の1つ1つがはっきりと聞こえ、聞いている人の耳にスーッと入ってきます。
しかも男性のどっしりとした自信も感じるために、女性にとって、自分を守ってくれるような安心感を与えてくれます。
逆に、輪郭がなくぼやけた声だと、弱々しさや老けた印象を与えてしまうことにもなりかねません。
この輪郭を形成しているのはエッジボイスと呼ばれるものです。
この記事の後半で、エッジボイスを鍛える簡単な練習法をお伝えしますので実践してみてください。
響きがある声
響きがある声は奥行きがあり、まるでハーモニーを聞いているような心地よさを与えることができます。
この心地よいと感じる響きの正体は共鳴ですが、共鳴とは声帯で作った声を身体の部分に反響させることによって生まれる現象です。
共鳴させる部分としては鼻腔・口腔・などがあり、鼻腔は高音、口腔は中低音の声が響くので、
それらの違う声質を重ねたり、使い分けることで魅力のあるイケボになります。
この共鳴を作る練習法も後ほどこの記事でお伝えしますね。
息混ぜ声
これは文字通り息を混ぜた声ですが、ソフトで優しい印象を与えるため、この声に魅力を感じる女性も多いです。
例えば、先ほど紹介した「輪郭がはっきりした声」に息を混ぜるとイケボ効果が倍増します。
コツはあまり息を混ぜ過ぎないことです。
イントネーション
どんなにいい声でも、だらだらと単調に喋っているより強弱のメリハリをつけることが肝心で、強弱と同時に声質も使い分けることも大切です。
この「強弱のメリハリ」と「声質の使い分け」の例としては、テレビ番組のナレーターの喋り方です。
耳を傾けて聞いてみてください。
今までなんとなく聞いていたナレーションも思った以上に声の強弱を付けていたり、発声の仕方に変化を付けていることに気がつくでしょう。
なんども繰り返し聞いて真似をして、身体に染み込ませましょう。
イントネーションの具体的なコツの1つとしては、語尾を下げることです。
女性は語尾を上げ、男性は下げている傾向があります。
スピード
スピードに関しては、とにかくゆっくりと落ち着いて話すことが大切です。
自信を持って、ゆったり話せば安心感を与えることができますよ。
ここでもう1つ重要なことがあります。
スピードだけでなく言葉と言葉の間(ま)も大切なので、こちらも意識しながら話せるようになりましょう。
イケボになる方法
エッジボイス訓練法
この訓練をすることにより、声の輪郭をはっきりさせることができます。
それでは実践に入りましょう。
順番に行ってください。
- 上半身の力をダラーンと完全に脱力させてください。
- 顔も一切やる気のないボケーっとしたように完全に力を抜きます。
- とにかく脱力!
- そのままゆっくりと「ハーッ」と息を吐いていきます。
- その途中で息を止めてください。
- すると喉の中で声帯がピタッとくっつく感覚が、なんとなくわかると思います。喉の中で何かが弱くピタッっとくっついたのを感じればOKです。
- その状態を維持したまま閉じている声帯に息を当てていきます。
- するとジリジリorガラガラのような怨霊のような音が出れば成功です。この音を無声音のエッジボイスといいます。もし、できない方は完全に力が抜けていない可能性があります。
- この無声音のエッジボイスが出せるようになったら、次にジリジリした音を出しながら少しずつ声をのせていきます。この声が混ざった音を有声音のエッジボイスといいます。
- 声を混ぜる量が一定以上になるとエッジボイスが消えてしまうので、消えないようにしてください。
この訓練法を続けることで瞬時に安定してエッジボイスが出せるようになります。
共鳴法
この訓練をすることにより声に響きを与えることができます。
鼻腔共鳴
まず鼻腔共鳴から始めましょう。
鼻腔を共鳴させることができれば高音が気持ちよく響くようになります。
それでは実践に入りましょう。
順番に行ってください。
- まず口の形をオの形にしてください。
- そのまま口を閉じます。その際、口の中にピンポンだまが入っているイメージです。
- 次に鼻から息を吐きながら「ンー」と言ってください。この音は一般にハミングと言われています。
- その時、鼻に指をあててビリビリ響いていれば鼻腔が共鳴している証拠です。
- 次に鼻に手をあてたまま「ンー」といいながら少しずつ口を開きながら「ナー」に変えてください。その時まだ鼻が振動していれば鼻腔共鳴が成立しています。コツは急に「ンー」から急に「ナー」に切り替えるのではなく、ゆっくり徐々に切り替えていくことです。
口腔共鳴
次に口腔共鳴です。
口腔を共鳴させることができればより強力な響きを出せるようになります。
実践に入る前に口腔共鳴の仕組みを説明します。
人は肺から押し出した空気を声帯に当て、声の原音を作り、その音を上顎のどこかに当てて声を出しています。
その当てる場所によって響きの大きさが変化します。
一番響きを強く発生できる場所をボイスポジションといいます。
ではボイスポジションの探し方をお伝えします。
舌で触りながら歯茎の裏から上顎に沿って奥に移動していくと、歯茎からしばらく硬い部分が続きます、その部分を硬口蓋(こうこうがい)といいます、
そのまま奥に進むと肉っぽい柔らかい部分に変わります、そこを軟口蓋(なんこうがい)といいます。その硬口蓋と軟口蓋の境目がボイスポジションです。
そこを狙って息を当てれば響きのあるイケボが出せるんです。
それでは実践に入りましょう。
順番に行ってください。
- まずあくびの口をします。
- 上顎(うわあご)はそのまま下顎(したあご)だけ元に戻してください。その時口の内部の空間は大きく保ったままで舌の力は抜き口の形を「ウ」にします。
- そのまま軟口蓋(口の奥)を狙って「ヒー」と発音します。響きがあるこもったような音が出ればokです。
- そのまま口の奥を少しずつ狭めながらボイスポジションを狙います。
- こもった音から響きのあるスッキリした音に変わったところがボイスポジションです。
- コツは口の内部の空間を大きく保つことです。
この練習を繰り返し、自分のボイスポジションの位置を体感してください。
このほかにもイケボになるための男女共通の練習法もたくさん紹介しているので、詳細は「【1日15分】イケボになるための練習法を現役ボーカルトレーナーが紹介」で解説しています。興味がある方はご覧ください
まとめ
この記事では「イケボになりたい人」に向けてイケボの特徴を3つの要素「声質」「イントネーション」「スピード」に分けて説明してきました。
そして後半ではイケボを出すための具体的な3種類の練習法をお伝えしました。
これらの練習法を実践し、イケボを身につけていただき楽しいモテモテな人生を送られることを願っています。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
本サイトで紹介している練習方法を毎日やっていけば、段々と”イケボ”に近づいていきます。
ただ、自分1人で毎日練習していても自分が成長しているのか不安になったり、モチベーションが続かなかったりする人が多いです。
特に自分の声に合ったトレーニングを選ばないと、全然うまくならないままかも。
友達にカラオケに誘われた時に、自信を持って行くことができない。
そんなあなたには、業界最大手で信頼できる”シアーミュージック”がおすすめです!
初期費用を安く抑えたいという方には、入会金無料で通いやすい”MYU”がおすすめ!
イケボになってカラオケでドヤりたい方、プロを目指していきたい方は要チェックです。