自分の声が嫌いだと、人と話すことも、ましてや人前で歌うこともストレスになってしまいますよね。
歌が好きで上手になりたい人にとっては、自分の声が嫌いだと、練習のモチベーションもあがりません。
ボーカルトレーナーの私から見ると、もともと生まれつき変な声の人なんかいません。
自分の声が嫌いだと感じる原因、それは今まで聞いていた自分の声と、録音した自分の声の違いに対する違和感なんです。
ではなぜ声の違いがうまれるのか?
それは、声が伝わるルートが違うからです。
この記事ではそのルートの違いについての説明と、それら2種類の声に対する違和感のたった1つの改善方法
自分の声に対するコンプレックスを無くし、誰が聞いても素敵だと感じる声になる3つの方法をお伝えします。
- 自分の声が嫌いになる原因と1つの解消法
- 誰が聞いても素敵だと感じる声になる3つの方法
自分の声が嫌いになる原因と1つの解消法
自分の声が嫌いになる原因
自分の声が嫌いになる原因はいくつかありますが、その中でも圧倒的に多い理由としては、録音した自分の声を、初めて聞いた瞬間に感じる違和感です。
なぜか?
それは、今まで聞いていた自分の声とのギャップに対する違和感です!
そのギャップとは?
今まで聞いていた自分の声は「骨導音」+「気導音」の2種類の音です。
それに対して、録音した自分の声は「気導音」のみだからです。
「骨導音」とは自分の頭蓋骨の振動を通して聞こえてくる音です。
一方、「気導音」とは空気中を通過してくる音です。
「気導音」に対して「骨導音」は中低音の響きがよく伝わります。
「気導音」のみの録音した自分の声は、
低音の出ない安っぽいスピーカーから聞こえてくる奥行きのない薄っぺらい声に聞こえてしまうんです。
そのために、ほとんどの人は「今まで聞いていた声」と「録音した自分の声」とのギャップに違和感を感じ、自分の声が嫌いになってしまうんです。
違和感の解消法
今まで聞いていた自分の声と録音した声との違和感のために、自分の声が人と比べて変な声に感じて、コンプレックスを持ってしまう気持ちもよくわかります。
しかし、あなたが思っていることとは裏腹に、周りの人たちは、あなたの声が変な声だと思っている人は、ほとんどいません。
なぜならば、もともと変な声の人なんか居ないからです!
あなたの声は世界でたった1つしかない素晴らしい声だからです。
あなたの声を好きになってください!
嫌いになった声をどうすれば好きになれるか?
方法は簡単です。
とにかく自分の声をひたすら録音し、その声をひたすら聞き続けてください。
そうすれば、「気導音」のみのあなたの声に、いつの間にか慣れてきて、違和感がなくなります。
とはいえ、一度嫌いになった自分の声を聞き続ける作業は、苦痛に感じてしまうでしょう。
なので、歌ではなく、話し声や発声練習の声のみを聞きましょう。
この方法なら、嫌いな自分の声の歌を聞き続けるよりだいぶ楽ですよ。
誰が聞いても素敵だと感じる声になる3つの方法
自分の声を聞き続けることによって違和感がなくなったけど、でもやっぱりプロ歌手のようにもっと魅力のある声になりたいよ!
と思う人はこの先も読み進めてください。
ここからは、プロ歌手の声は、なんであんなに魅力的なのか、その秘密をお伝えします。
素敵な声とは、次の3つの要素が揃って初めて生まれます。
それは、「安定した息」、「安定した声帯音」、「安定した響き」の3つです。
素敵な声の3要素
- 安定した息
- 安定した声帯音
- 安定した響き
1、安定した息
声の発生する仕組みは、喉の奥にある2本の声帯に息を当て声帯が振動することにより生まれます。
声帯を振動させるための原動力となる息が弱かったり、ガタガタ安定してなかったら、とても綺麗な声は作れません。
そこで、その安定した息を出すために、とても重要な呼吸法があります。
それが腹式呼吸です。
まずは腹式呼吸をマスターして安定した息を出せるようになりましょう。
腹式呼吸のやり方は腹式呼吸は簡単にできる!正しいコツを現役ボイストレーナーが詳しく紹介で書いたので、そちらをご覧ください。
2、安定した声帯音
腹式呼吸で安定した息を出せるようになったら、声を発生させる元になる楽器(声帯)を上手くコントロールしなければなりません。
声帯を上手に振動させて綺麗な音を作るには、2本の声帯を丁度いい強さで完全に閉鎖させなければなりません。
少しでも弱すぎたり、強すぎたり、ギクシャクしても綺麗な音は期待できません。
そこで、声帯をコントロールするための練習法を紹介します。
エッジボイス練習法です。
エッジボイスとは、声帯が振動することによって発生する声の元になる「声帯原音」と」言われる音のことです。
このエッジボイスを綺麗に出せるようになることが、綺麗な声を出すためにはとても大切なんです。
ぜひこのエッジボイス練習法によって声帯をコントロールする感覚を掴んでください。
エッジボイスの詳しい出し方はエッジボイスとは?上手な出し方とコツを現役ボイストレーナーが解説!で書いたので、そちらをご覧ください。
3、安定した響き
腹式呼吸で作った安定した息と上手な声帯コントロールによって、綺麗な音が出せるようになったと思います。
しかし最後にもう1つ重要な事があります。
それは響きです。
声帯をギターの弦に例えると、超高価な弦を使って素晴らしい原音を作れても、その音を増幅するためのボディーがなかったら、綺麗に聞こえてきません。
そこで必要になるのがギターのボディーに相当するものです。
幸い、私たちの身体には声帯で発生した原音を増幅させ響きを出すための空間があります。
その3つの空間は以下の3箇所です。
- 鼻腔
- 口腔
- 咽頭腔
1、鼻腔共鳴
文字通り鼻の空間です。
この鼻腔を響かせると高音の響きが出てきます。
チェックポイント
鼻腔を響すコツはハミングで歌うことです。
2、口腔共鳴
口の中の空間です。
チェックポイント
口の中にピンポン球が入っているイメージでまあるく広げることによって、響きが生まれます。
この口腔共鳴が響きの中で最も大切です。
3、咽頭腔共鳴
舌の奥、喉の部分です。
この部分を響かすと、中低音の響きが出ます。
チェックポイント
あくびをした時の口の状態は、咽頭腔が広がった状態なのでその感覚を覚えましょう。
以上3箇所の空間を使って声帯で発生した音を最大限に響かせましょう。
ボイトレはプロに習いましょう
ここまで、声のコンプレックスの原因と、その解決法をお伝えしてきました。
声のコンプレックスの原因を把握して、その解決法を実践すれば、今までとは比べ物にならないほど、あなたの声は素敵になるでしょう。
しかし独学には限界があるのも事実です。
プロの先生は声の出る仕組みを解剖学的にも理解していて、身体をどのように使えばいい声が出るのかを熟知しています。
ボーカルスクールは基本的にマンツーマンシステムで、先生が生徒一人ひとりの個性や特徴を把握しながらレッスンしていくため、独学でトレーニングするのに比べ、遥かに効果的です。
しかしボーカルスクールの月謝は他の習い事に比べてかなり割高なので慎重に選びたいですね。
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まとめ:まずは無料体験レッスンを受けましょう
この記事では、自分の声に対するコンプレックスを無くすための1つの方法と、誰が聞いても素敵だと感じる声になる3つの方法をお伝えしてきました。
- 自分の声が嫌いになる原因と1つの解消法
- 誰が聞いても素敵だと感じる声になる3つの方法
これらの特徴を理解し実践すれば、あなたの声はとっても素敵な声になるでしょう。
しかし独学には限界があります。
現役ボイストレーナーの私としては、最短で通る声を出せるようになるために、プロに習うことを強くお勧めします。
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最後までご覧いただきましてありがとうございます。
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