声を聞けば誰だかわかるように、一人ひとり声質が違います。
そしてその声は世界でたった１つの大切な貴方だけの声です。
しかし、せっかく素敵な声質を持っているにもかかわらず、出し方が間違っているために、自分の声に自信が持てない貴方に、伝えたいことがあります！
正しい方法でトレーニングして、正しい方法で発声できるようになれば、貴方の声はまるで寝たきりの病人が、ベッドから飛び出して全力疾走で駆け抜けるように、生き生きと輝きだすでしょう！
話すことも、歌うことも、楽しくなり、誰かに聞いて欲しくて仕方なくなりますよ！
当記事では現役ボイストレーナーの私が正しい声の出し方の3つのコツを紹介します。
- 胸式呼吸から腹式呼吸へ変えよう
- 声帯をきちんと閉じよう
- 身体を楽器のように響かせよう
① 胸式呼吸から腹式呼吸へ変えよう
私たちが普段無意識に行なっている呼吸は、「胸式呼吸」という呼吸法です。
胸式呼吸とは文字通り、胸の周りの筋肉によって肺を膨らませたり縮ませたりする呼吸法で
す。
しかしこの方法では、どんなに頑張っても強い息や安定した息を出すことができません。
小さかったり、響かない声はこの胸式呼吸で発声していることが根本的な原因です。
声の元になるものは息です！
誰が聴いても安定した素敵な声を出すためには、とにかく安定したしっかりとした息を出すことが最も重要になります。
そこで、もう１つの呼吸法「腹式呼吸」という呼吸法を使う必要があります。
腹式呼吸とは肺の下側にある横隔膜という筋肉を使う呼吸法です。
胸式呼吸との違いは、使う筋肉の違いになります。
横隔膜を鍛えることによって、胸式呼吸とは比べ物にならないほど、強く安定した息を作り出すことが可能になります。
実は、認識していないまま貴方も今までにこの腹式呼吸を使っています。
風船を膨らませる時に使う呼吸です！
胸式呼吸のような弱い息では、風船は膨らみ始めることもありません。
最初に風船がプクって膨らみ始めるためには、お腹から力一杯息を吐く必要があります。
そうです、それこそが腹式呼吸です！
お腹に力を入れて息を吐いている状態は、横隔膜を力一杯縮ませて下方向に圧力をかけ、内臓を下に押し込んでいる状態です。
すると、肺のある空間に圧力がかかり、肺を押しつぶすことにより、安定した息を履くことができます。
腹式呼吸の具体的な方法については腹式呼吸は簡単にできる！正しいコツを現役ボイストレーナーが詳しく紹介で説明したので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
② 声帯をきちんと閉じよう
はっきりとした聴きやすい声を出すには、前の章で紹介したように、安定した息が大切ですが、もう１つ絶対必要なものがあります。
それは声の元となる声帯という2本縦に並んだ筋肉です。
人は声帯を振動させて声を出しています。
声帯は、ギターに例えると弦です！
ギターは弦を弾くことで、弦を振動させて音を出します。
声帯はギターのように直接指で弾くわけにはいきません。
ではどのようにして振動させているかというと、息をぶつけることによって声帯を振動させています。
具体的には縦に2本並んでいる声帯を閉じて隙間を細めることで空気を通し声帯という弦を振動させています。
この際、2本の声帯の隙間が、広すぎても狭すぎても上手く声帯を振動させる事ができません
しっかりと確実に声帯を閉じる必要があります。
それができれば、はっきりと芯のある綺麗な音を作り出すことができます。
そのために最適な練習法「エッジボイス練習法」があります。
「エッジボイス練習法」について詳しく知りたい人はエッジボイスとは？上手な出し方とコツを現役ボイストレーナーが解説！で説明したので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
③ 身体を楽器のように響かせよう
綺麗な声を出すためには、上記の2つの要素ともう１つ大切なことがあります。
それは響きです！
響についてもギターをイメージするとわかりやすいです。
ギターの音の元は弦の振動ですが、それだけでは小さくて弱々しい音です。
弦で発声した音をギター本体の中で響かせた時、あの素敵なギター特有の音に変わります。
人の場合も、それと全く同じように、声帯で発声した弱い音を身体の部分を使って響かせた時、初めてはっきりとした聴きやすい音になります。
では身体のどこを響かせているのか？
口の中です！
口腔共鳴といって、声帯の振動で発生した音を口の中で響かせています。
コツは口の中の空間をなるべく広く保つために、ピンポン球が口の中に入っているイメージのまま声を出します。
ボイトレはプロに習いましょう
以上の3つのコツを組み合わせることで、今まで小さく聴き取れなかった声が生まれ変わります。
しかし、本当にいい声が出したかったり、歌が上手くなりたかったら、独学には限界があります。
現役のボイストレーナーの私としては、ボイトレはプロに習うことを強くおすすめします。
プロの先生は声の出る仕組みを解剖学的にも理解していて、身体をどのように使えばいい声が出るのかを熟知しています。
ボーカルスクールは基本的にマンツーマンシステムで、先生が生徒一人ひとりの個性や特徴を把握しながらレッスンしていくため、独学でトレーニングするのに比べ、遥かに効果的です。
しかしボーカルスクールの月謝は他の習い事に比べてかなり割高なので慎重に選びたいですね。
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シアーミュージックについて詳しくはシアーミュージックが危ないって噂は本当？評判・口コミを徹底調査！で紹介したのでこちらの記事も合わせてご覧ください。
まとめ：まずは無料体験レッスンを受けましょう
当記事では現役ボイストレーナーの私が正しい声の出し方の3つのコツを紹介してきました。
- 胸式呼吸から腹式呼吸へ変えよう
- 声帯をきちんと閉じよう
- 身体を楽器のように響かせよう
当記事おすすめのシアーミュージックは、採用率わずか5％という非常にレベルの高い先生が揃っているミュージックスクールです。
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