イケボになる方法

ミックスボイスとは?出し方のコツを現役ボイストレーナーが詳しく紹介!

ミックスボイスとは?出し方のコツを現役ボイストレーナーが詳しく紹介!

最近、歌の世界でよく使われるキーワード、”ミックスボイス”

高音の伸びがあってカッコいいとか、とても上手だと言われる歌手はミックスボイスを使っています。

・私もあんなカッコいい声を出したい!
・ミックスボイスってどんな声?
・どんな練習をしたらいいの?

そんな疑問をスッキリ解決します!

記事の後半では、今までミックスボイスにチャレンジしたけど、どうしてもうまくできなかった人でも、簡単にしかも確実にミックスボイスを習得できる練習方法も紹介します。

ミックスボイスってなに?

ミックスボイスってなに?

この記事ではミックスボイスの出し方をお伝えしようと思いますが、それにはまずミックスボイスとは何かを認識する必要があります。

実は「これがミックスボイスだ!」って定義はないんです。

ミックスボイスに関するサイトやyoutubeはとても多いですが、ミックスボイスに対する概念がそれぞれ違うのと、ときにはミドルボイスとも呼ばれたりもするため、一体何がミックスボイスなのかが、わからなくなってしまう方も多いと思います。

しかし、多くのボイストレーナーの説明を聞いていると、ミックスボイスについて、ある共通の概念が見えてきました!

結局、ミックスボイスとは!

低音から高音までスムーズに出せて、高音域でも張り上げてなく楽に出せて、綺麗で、しっかりとした輪郭がある声のことです。

ミックスボイスのメリット

ミックスボイスの最大のメリットは、普段は裏声じゃないと出ない高音まで、しっかりと芯のあるまま出せることです。

イメージとしては地声と裏声が混ざったような声ですね。

具体的には、喉が開いていて、声帯は閉鎖している状態で、高音域では裏声で発声している音ですが、

この音が出せれば、地声で無理に高音を出した時のように苦しそうに聞こえないことと、裏声になっても細く弱々しくならないことです。

ミックスボイスの出し方

ミックスボイスの出し方

ミックスボイスを出すための練習法はたくさんあり、いろいろチャレンジして頑張ったけど

結局、挫折する人がとても多いのが実状。

だからこそミックスボイスを習得することには大きな価値があります。

この記事に巡り合ったあなたはラッキーです!

ひそかに身につけて友達に差をつけちゃいましょう。

ミックスボイスを出すための極め付けのツボは3つだけ!

この3つのツボを順番通りに練習していけば限りなく成功に近づくでしょう。

  1. 体の力を抜く
  2. エッジボイスを身につける
  3. エッジボイスに裏声を混ぜる

1. 体の力を抜く

逆にこのリラックスした状態を体得して発声できればミックスボイスへ限りなく近づくことができるでしょう。

なんども言うようですが、とにかく全身の力を抜ききることがとても大切なんです。

ロバーツのコント(邪念0研究所)の秋山さんのように全ての邪念を捨ててください!

https://youtu.be/6QTEgENOghQ

2. エッジボイスを身につける

このエッジボイスはミックスボイスの輪郭になるとても重要な音です。

高音でも弱々しくならないための芯の部分になります。

ゾンビの声

具体的には声帯を閉じて、息を当てた時に出るカラカラとかジリジリと聞こえる音で、

イメージとしては怨霊やゾンビの声です。

エッジボイスだけでは、あまり気持ちいい音ではないですが、この音に声が混ざると

奇跡のように音が生まれ変わります!

実はこのエッジボイス、ミックスボイスだけではなく、歌の中のいろいろなシチュエーションで使える音なんです。

サザンの桑田さんの声

例えば、サザンの桑田さんの声、

あの超カッコいいかすれ声には常にこのエッジボイスが含まれています。

桑田さんはもともと地声がかすれているから、あんなカッコいい声が出せると考えている人がほとんどだと思いますが、

おそらく意識的にエッジボイスを使っていると思います。

色っぽい声

歌詞の入りや先頭にこのエッジボイスを使うと耳元で優しく話しかれられたような色っぽい音になります。

例えば、平井堅さんの歌詞の先頭で使う太い音程の無い声は彼の魅力を際立たせています。

実はこのエッジボイス、ミックスボイスだけではなく、歌の中のいろいろなシチュエーションで使える音なんです。

今後あなたの歌のバリエーションを劇的に増やしてくれるエッジボイスを、この機会に身に付けちゃいましょう。

このエッジボイスを身につける具体的な練習法イケボとはどういう意味?どんな声のこと?現役ボイストレーナーが解説で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

3. エッジボイスに裏声を混ぜる

エッジボイスが安定的に出せるようになったら、

次は、そのエッジボイスに裏声を混ぜるのですが、最初から急に裏声を混ぜるのはかなり難易度が高いので、まずはエッジボイスに地声を混ぜていきましょう。

それではやってみましょう!


「ハー」と息を声帯に当ててエッジボイスを出しながら、そこに地声を混ぜていきましょう

その際、急に混ぜるのではなく、少しずつ地声を混ぜる量の割合を増やしていき、エッジボイスが消える手前でそのまま保ちます。

声量は小さくても大丈夫です。

その感覚がつかめたら今度は同じように

「ハー」と息を声帯に当ててエッジボイスを出しながら、そこに裏声を混ぜていきます。

エッジボイスと裏声が同時に聞こえたら成功です!

それがあなたのミックスボイスの源(みなもと)になる音です。

あとはその声の状態を保ちながら息を強めに当てて前に押し出しましょう。

最初は息を強く当てると、エッジボイスが消えやすいので、繰り返しトレーニングをしながら、強く息を当ててもミックスボイスが保てるようにしましょう。

ミックスボイスの他にも歌の上達法はたくさんあります。【1日15分】イケボになるための練習法を現役ボーカルトレーナーが紹介で説明しているので興味がある方はごらんください。

まとめ

記事の前半では、ミックスボイスに対しての認識が人によって違うこと。

結局、ミックスボイスとはどういう状態なのか? について説明しました。

後半では、ミックスボイスを獲得するための極め付けの4つのツボと練習法をお伝えしました。

練習を重ね、素敵なミックスボイスをつかえるようになっていただけることを願っています。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

ABOUT ME
ひろりん
ひろりん
40代で芸能プロダクションが主催する美人ニューハーフオーディションに合格したのをきっかけに音楽の勉強を始め、現在、横浜にあるホームのライブハウスを拠点に女装シンガーソングライターとして関東各地のライブハウスに出演しながらカラオケ歌唱法・作詞・作曲法・ピアノ弾き語りを教えるヴォーカルトレーナーとして活動しています。
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