「エッジボイス」という言葉は聞いたことがあるけど、どんな声かわからない人も多いと思います。
そもそも、エッジボイスは声の元になる音で、私たちは無意識に使っています。
普段はエッジボイスそのものは声に隠れていて聞こえません。
しかしエッジボイスを効果的に使うことにより喋り声や歌がとても魅力的になるんです。
- エッジボイスってどんな声?
- エッジボイスの時の喉の状態ってどうなってるの?
- エッジボイスを出すにはどんな練習をすればいいの?
本記事では以上3つの疑問を解決します。
記事の前半ではエッジボイスとはどんな声で、どんな喉の状態なのかを説明します。
そして後半では、エッジボイスを出すための練習とそれに伴うメリット及び歌に使う方法をお伝えします。
エッジボイスってどんな声?
エッジボイスを意識的に使っている歌手はたくさんいますが、大きく分けると2種類の使い方があります。
エッジボイスの2種類の使い方
平井堅さん
エッジボイス使いの名人と言えば平井堅さんですね。
歌い始めなどの母音の前に入れる色っぽいあの声です。
よーく聞いてみると最初の音に音程はなく、純粋にエッジボイスの音だけが聞こえます。
エッジボイスのそのような使い方は練習次第によっては比較的簡単にできるようになります。
サザンの桑田さん
一方、サザンの桑田さんの声は全部にエッジボイスが混ざって聞こえています。
そうですあのガラガラしたような掠(かす)れた音です。
おそらく桑田さんご本人は意識的にエッジボイスを使っている訳ではなく、自然に発声していると思いますが、エッジボイスを意識的に使うことができれば、私たちでも桑田さんのような掠(かす)れた魅力的な声が出せるようになります。
しかし歌全体にエッジボイスを使う場合には、音程のあるエッジボイスを発声する必要があり、かなり高度な技術が必要になります。
どちらの場合も、エッジボイスを使うことによって、同じ歌でもかなり印象が変わり表情が豊かになるんです。
エッジボイスの時の喉の状態は?
エッジボイスを発声している時の喉の状態はどうなっているか説明します。
人間の声は声帯を振動させることによって発生しますが、エッジボイスを発声している時は、声帯にある閉鎖筋を働かせて、声帯を閉じた状態になっています。
普段私たちは無意識に声帯を閉じたり開いたりしていますがそれを意識的にコントロールすることによってエッジボイスを効果的に使うことかできます。
エッジボイスの練習することによるメリット
エッジボイスは練習によって効果的に使えるようになります、
そして、エッジボイスの練習は、エッジボイスを使えるようになるだけではなく二次的なメリットをもたらします。
それは以下の2つです。
- 高音が楽に綺麗に出せる
- 声が裏返るのを防ぐ
①高音が楽に綺麗に出せる
声帯を正しく締めることができると高音を出しやすくなります。 喉に力を入れて狭めて高音を出すのではなく、閉鎖筋を動かして狭くして声を出すので、喉を傷めることもなく、体に力みも必要なく、美しい高音を出すことができるようになります。
エッジボイスの練習をすることで、少ない息で発声することができるようになり、力んで張り上げなくても高音がきれいに出せるようになります。
これができると音域が広がることはもちろん、がなるような汚くうるさい高音ではなく聴いていて気持ちがよくなるような伸びのある高音になります。
②声が裏返るのを防ぐ
エッジボイスの練習をすることで、本来なら地声から裏声になってしまう喚声点(地声から裏声に切り替わる点)でも声帯を閉じながら発声することができるようになるために、発声が弱くならずに力強いまま高音が出せます。
エッジボイスの練習方法
それではまずエッジボイスを出すための練習を始めましょう!
エッジボイスを出すためには2つのアプローチ法があります。
これから2つのアプローチ法を1つずつ説明しますが、どちらの練習をする際にも絶対気をつけなければならないことがあります。
それは、必ず体の力を抜いて行うことです。
体に余分な力が入っていると声帯の感覚がつかめず、上手にコントロールできません。
この体の力を抜くことは、ボーカルトレーニングの基本中の基本で、最重要ポイントです。
極端に言えば、何も考えず、ポカーンとだらしない状態が最適です。
それでは1つずつ紹介します。
アプローチ法①
- ハーって息を吐いている途中で、急に息を止めたり、吐いたりを繰り返してください。
すると、喉の奥が閉まったり開いたりするのを感じます。
その開いたり閉まったりしている場所が声帯です。
声帯を感じたら、体の力を抜き、声帯を閉じたまま、ハーって息を声帯にぶつけてみてください。
最初は弱く、だんだん強くしていくと、声帯の隙間からポコポコと空気が抜けるような音が
してきます。
それがエッジボイスです。
- アプローチ法①と同じように声帯を閉じた状態のまま、あなたの一番出しやすい音程で、アーって言ってください。
そのまま少しずつ音程を限界まで下げていきます。
するとアーっていう母音がうすれ、カラカラという音だけになります。
それがエッジボイスです。
注:上記①・②の練習は閉じかけの声帯に向かって強く息の圧力をかけるために、声帯を痛めることがあるので決して無理をせずに、少しでも違和感や痛みを感じたら中止し喉を休めるなどの時間をあけながら続けることが大切です。
エッジボイス強化法
上記のアプローチ法によってエッジボイスが弱く出せるようになったら、次は、その弱いエッジボイスを歌で使えるように強く安定的に出せるように練習していきます。
エッジボイス強化法①
- エッジボイスを混ぜながら「あ・い・う・え・お」って発声する。
エッジボイスアプローチ法によって音程の無いエッジボイスが出せたら、その音にあなたの出しやすい音程でいいので「あ・い・う・え・お」って区切りながら音をつけて言ってください。
エッジボイス強化法②
- 上記の「あ・い・う・え・お」って区切りながら音が安定して出せるようになったら、今度はエッジボイスを混ぜながら「あー・いー・うー・えー・おー」って伸ばしながら発声します。
これらができるようになると、平井堅さんのように歌い始めの母音の前に音程の無いエッジボイスを入れたり、サザンの桑田さんみたいに全ての音にエッジボイスを混ぜることができるようになります。
エッジボイスは専門の先生に習いましょう
ここまで、エッジボイスとはどんな音か、歌に使うとどんなメリットがあるのか、そして実際にエッジボイスを出す練習法をお伝えしてきました。
しかし、独学では発声する時の声帯を閉じる力の微妙なニュアンスや、息の当て方などが、わからなくなる場合があります。
現役ボイストレーナーの私としては、可能なら専門の先生にマンツーマンで習うことを強くお勧めします。
チェックポイント
マンツーマンで習うことにより、先生があなたの声の状態や特徴に合わせてレッスンをしてくれるので、独学で練習するよりはるかに効果的です。
半年・1年後には、今のあなたの実力とは別次元の歌唱力になります。
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まとめ:まずは無料体験レッスンを受けてみましょう
本記事の前半では、エッジボイスとはどんな声なのかを説明してきました。
後半では、実際にエッジボイスを出す方法も紹介してきましたが、現役ボイストレーナーとしては独学で進めるよりもボーカルスクールで専門の先生にマンツーマンで習うことを強くおすすめします。
チェックポイント
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最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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