ロングトーンってただ声を長く伸ばせばいいだけじゃないの？
そんなの簡単じゃん！
って思っている人、結構多いと思います。
しかし、実際やってみると強すぎて息が長く続かなかったり、弱すぎて息がガタガタになってしまい、聞き苦しい感じになったりする人がほとんどです。
例えば管楽器のフルート奏者の息がガタガタだったら、とても聴いていられないでしょう！
実はこのロングトーンこそ歌の基本中の基本なんです！
まさに歌うテクニックの原点です。
全ての歌はこのロングトーンができたうえで、色々なテクニックを使い装飾していくんです。
絵画で例えると、ロングトーンが白いカンバスで、そこに色々な線や色を重ねていき1つの作品を仕上げていくイメージです。
本記事では歌の基本であるロングトーンが出せるようになるためのコツと練習法をお伝えします。
- ロングトーンを出すためのコツ
- ロングトーンの練習法
ロングトーンを出すためのコツ
誰でも簡単にロングトーンが出せる2つのコツを紹介します。
- 腹式呼吸を使おう
- 声帯をコントロールしよう
① 腹式呼吸を使おう
綺麗なロングトーンを発声するためには、声の元になる安定した息が必要です。
ではどのようにしたら安定した息が出せるのか？
そのために必須なのは腹式呼吸(ふくしきこきゅう)です。
私たちが普段無意識に使っている呼吸を胸式呼吸(きょうしきこきゅう)と言います。
胸式呼吸は肺を膨らませたり凹ましたりする呼吸ですが、この方法だと息の速さや強さをコントロールすることがとても難しいです。
しかも基本的な圧力が足りないため胸式呼吸でロングトーンを出そうとすると、弱々しくなりガタガタしてしまいます。
このガタガタした発声は歌が下手に聞こえる最大の要因です。
そのうえ、胸式呼吸では息を長く出し続けることもできません。
以上の理由からロングトーンの発声に限らず、歌うためには腹式呼吸を使うのが絶対条件です。
腹式呼吸について詳しく知りたい人は腹式呼吸は簡単にできる！正しいコツを現役ボイストレーナーが詳しく紹介で解説したのでそちらの記事も合わせてご覧ください。
② 声帯をコントロールしよう
人間の肺の容量には限界があります。
息継ぎをしないで息を長く出し続けるためには、1回で吸った肺の空気をできるだけ消費せずに声を出していくかが重要です。
例えば風船の口をつままないと一気に空気が抜けてしまいますが、指でつまんで口を細めれば長時間空気を出しつづけることができます。
では発声している状態での、風船の口の役割をしているところはどこか？
それは声帯です。
喉の奥にある2本縦に並んでいる筋肉です。
声はこの2本の筋肉に空気を当てることによって、その2本の筋肉の振動によって発生します。
それと同時に声帯が空気を堰き止めています。
声帯どうしが綺麗にくっついていると最低限の息で綺麗に発声することができます。
しかし声帯のコントロールが上手くできないとぴったりくっつかずに空気が抜けてしまいます。
ロングトーンを出すためには声帯を綺麗にくっつけて、余計な空気が抜けないようにすることが大切です。
ロングトーンの練習法
ロングトーンの練習法として代表的な2つの練習法を紹介します。
- リップロール練習法
- エッジボイス練習法
① リップロール練習法
このリップロール練習法はロングトーンを出すためのコツの①で紹介した腹式呼吸を鍛えるための練習法です。
リップロールとは唇を軽く閉じて、息を当て、唇をブルブルと震わせつづける練習法です。
リップロールを行うには、一定以上の強い息を安定的に出し続ける必要があるため、リップロールを行うことにより、必然的に腹式呼吸によって安定的に息を吐きつづけることになります。
この練習を繰り返すと、ロングトーンに必要な安定した息を出せるようになります。
具体的な練習法はリップロールとは？上手なやり方とコツを現役ボイストレーナーが解説！で詳しく説明したので、こちらの記事をご覧ください。
② エッジボイス練習法
こちらのエッジボイス練習法はロングトーンを出すためのコツの②で紹介した声帯をコントロールするための練習法です。
エッジボイスとは声帯を閉じて、息を当て、声帯を振動させた時に発する音です。
音質的にはカラカラ・ガラガラみたいな音程のない音です。
ゾンビや悪霊が発する声をイメージするとわかりやすいです。
エッジボイス練習法には多くの効果があります。
その1つとして、声帯をきちんと閉じる練習になるため、ロングトーンを発声する際に声帯の隙間から余計な息が漏れることを防ぐことができます。
エッジボイス練習法についてはエッジボイスとは？上手な出し方とコツを現役ボイストレーナーが解説！で詳しく説明したので、そちらの記事も合わせてご覧ください。
ロングトーンはプロに習いましょう
ここまでロングトーンのコツと練習法をお伝えしてきました。
以上のコツと練習法を実践すればあなたのロングトーンの実力は確実にアップするでしょう。
しかし、本当に歌がうまくなりたかったら、独学では限界があります。
可能なら、プロの先生にマンツーマンでレッスンを受けることを強くおすすめします。
現役ボーカルトレーナーの私の立場から言わせていただくと、一人ひとり歌い方も癖も違うので、医者の処方箋と同じように個人個人に合わせたレッスン法が必要です。
そうすれば、半年〜1年後には、あなたは別次元の歌唱力を身につけているでしょう！
カラオケ大会に出場すれば、会場はあなたの歌に釘ずけになりますよ。
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「ボーカルレッスンMyu」についてはボーカルレッスンMyU（ミュウ）の評判・口コミをボイトレ講師が調査！で詳しく紹介しましたので、そちらの記事もあわせてご覧ください。
まとめ：まずは無料体験レッスンを受けましょう
ロングトーンは歌の基本であり、安定したロングトーンこそ、歌が上手く聞こえる最も大きな要因です。
本記事では、そのロングトーンを出すためのコツと練習法をお伝えしてきました。
- ロングトーンを出すためのコツ
- ロングトーンの練習法
これらを実践すれば、安定したロングトーンを出すことができるでしょう。
そしてさらに歌の上達を目指すなら当サイト1推しの「ボーカルレッスンMyU」の無料体験レッスンを受けてみましょう。
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マンツーマンなので、先生があなたの欠点や長所を見極めた上、レッスン内容を個別に決めるため、最適で効果的なレッスンを受けることができますよ。
この記事があなたのお役に立てば、この上ない喜びでございます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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