滑舌を良くする!と言えば、プロのアナウンサーのように、早口言葉を流暢に喋ることがイメージできます。
「滑舌」の文字通り、滑らかに舌を動かして、言葉をはっきりと、間違いなく喋ることが基本です。
しかし、原稿を読んだり、人と話をしたりするための滑舌と、歌うための滑舌とは、ちょっと違います。
歌の場合は、メロディーがあったり、流れの中での強弱や、言葉の切る場所も、話すようにはいきません。
さらに、歌の場合、言葉さえはっきり言えればいい訳ではなく、たとえ言葉を完璧に言えても滑舌が悪く聴こえてしまうことがあります。
この記事では、特に「歌う時に滑舌よく聞こえる3つのコツ」を、誰でも自宅で簡単に練習できるように現役ボイストレーナーの私がわかりやすくお伝えします。
- 舌の強化
- 腹式呼吸
- 口腔共鳴
以上3点について1つずつ説明します。
舌の強化
舌のトレーニング
滑舌の良さの最大の要因は、やはり舌を上手に使うことです。
舌が硬くて動きが遅くなると、必然的に滑舌は悪くなります。
そこで、舌を柔らかくして素早く動けるようにするトレーニングが必要です。
舌の強化トレーニングとして、色々な方法がありますが最もポピュラーで効果的なものを紹介します。
上の歯茎と唇の裏に舌先を入れてから、舌先を右回りに歯茎に沿ってぐるっと10周回してください。
次は逆に、左回りに10周回してください。
それぞれ10周終わる頃には舌の奥が重たく疲れた感覚になると思いますが。
毎日繰り返していると、しだいに舌の筋力がついてきて、舌を意識的に強く動かせる
ようになります。
咽頭腔(喉の奥)を広げよう
ここからは歌に必要な、響きを作る効果的な舌の動かし方です。
響きは、喋る時ももちろん大切ですが、歌の場合は響きがとくに大切な要素になります。
歌う時、自分の声を響かせることが必要不可欠です。
どこに響かせるのか?
声を響かせる場所は3箇所あります。
「口腔」・「鼻腔」・「咽頭腔」です。
その中で今回注目したいのは「咽頭腔」です。
簡潔にいうと喉の空間のことです。
舌が奥に入ってしまうと咽頭腔が狭くなり、喉に響かせることが難しくなってしまうので、歌うときはなるべく舌を前の方に出す必要があります。
しかし歌う時に、ただ舌を前に出して止めておくだけでは言葉を発することはできないので、この咽頭腔を常に開いた状態になるように、舌を動かす必要があります。
咽頭腔を開く舌のトレーニング法
か行の発音「か・き・く・け・こ」を喉を開くように意識しながらくりかえしてください。
なぜ「か行」かというと、か行の発音で子音を作る際、舌の奥の方を喉の壁に当てて発生させているため、常に喉と舌の奥の感覚を感じながらトレーニングできるためです。
このトレーニングにより、常に咽頭腔を開き響きを発生できます。
腹式呼吸
歌で滑舌良くするためには舌の動きも大切ですが、それ以上に大切なものがあります。
それは安定した息です。
どんなに舌を上手に動かせても、声を発声させるための息が弱かったら、滑舌どころではありません。
その息を安定的に出す呼吸法を腹式呼吸と言います。
簡単に言うと、お腹から息を出すことです。
腹式呼吸をマスターすることによって、初めて滑舌良く歌えるようになります。
腹式呼吸について詳しく知りたい人は腹式呼吸は簡単にできる!正しいコツを現役ボイストレーナーが詳しく紹介で解説したのでこちらの記事も合わせてご覧ください。
リップロール
安定した息を持続的に出せるようになる練習法としてはリップロールがあります。
唇を軽く閉じてブルブルと震わせる練習法です。
リップロールについて詳しく知りたい人はリップロールとは?上手なやり方とコツを現役ボイストレーナーが解説!
タングトリル
リップロールと同じような効果がある練習法としてもう1つ紹介します。
こちらは唇ではなく、舌をブルブルと震わせる練習法です、
リップロールより多少難しいですが滑舌に直接関係がある舌を動かすので、より効果が高いです。
タングトリルについて詳しく知りたい人は巻き舌(タングトリル)のやり方とコツを現役ボイストレーナーが解説!
口腔共鳴
歌の場合、言葉さえはっきり言えればいい訳ではなく、たとえ言葉を完璧に言えても滑舌が悪く聴こえてしまうことがあるとお伝えしました。
その最大の原因は、声が口の中にこもってしまい、聞いている人にはっきり聞こえないことにあります。
口の中にこもらないためには、声を当てる位置が大切です。
ボイスポイント
その声を当てる位置をボイスポイントと言います。
上の歯茎の奥からもっと奥に進むと硬い部分から柔らかい部分に変わる場所があります。
ここがボイスポイントです。
ここに声を当てると最も音が反響します。
常にボイスポイントを意識して歌いましょう。
口角を上げる
そして、ボイスポイントで反響した音がこもらないようにするためには、口角を上げる必要があります。
口角を上げるとあなたの声は気持ちよく響き出すでしょう。
ボイトレはプロに習いましょう
以上の3つのコツを組み合わせることで、歌でも確実に滑舌は良くなります。
しかし、滑舌が良くなるだけでなく、歌が上手くなりたかったら、独学には限界があります。
現役のボイストレーナーの私としては、ボイトレはプロに習うことを強くおすすめします。
チェックポイント
プロの先生は声の出る仕組みを解剖学的にも理解していて、身体をどのように使えばいい声が出るのかを熟知しています。
ボーカルスクールは基本的にマンツーマンシステムで、先生が生徒一人ひとりの個性や特徴を把握しながらレッスンしていくため、独学でトレーニングするのに比べ、遥かに効果的です。
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シアーミュージックについて詳しくはシアーミュージックが危ないって噂は本当?評判・口コミを徹底調査!で紹介したのでこちらの記事も合わせてご覧ください。
まとめ:まずは無料体験レッスンを受けましょう
この記事では、特に「歌う時に滑舌よく聞こえる3つのコツ」を、誰でも自宅で簡単に練習できるように現役ボイストレーナーの私がわかりやすくお伝えしてきました。
- 舌の強化
- 腹式呼吸
- 口腔共鳴
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