- 女性の私がイケボになりたくて色々調べてみたけど、基本的に男性用の練習法ばっかりで効果あるかな？
- 女性に特化した練習法はないかな？
そんなお悩みを解決します！
この記事の前半では、イケボについての基本的な特徴をお伝えします。
後半では、
基本的に声帯の構造が男性と違う女性が、男性のようなイケボを発声できるようになるために、どんな練習をしたらいいのかをお伝えします。
男女の声帯構造の違いから理解していただきますので、練習の方向性もわかります。
イケボとは？
イケボとはイケメンボイスまたはイケてるボイスを短縮したもので、「聞いただけでイケメンをイメージしてしまう魅力溢れる声」のことです。
イケボの意味についての詳細は「イケボとはどういう意味？どんな声のこと？現役ボイストレーナーが解説」で解説しているので、興味がある方はご覧ください。
イケボの特徴
人によって声に好き嫌いがあるため、「これがイケボだ！」という絶対的定義はないと私は考えます。
なぜなら、多くの人がカッコいいと言っている声が、私にとっては全く魅力的ではない場合が、少なからずあるからです。
しかし、一般的に多くの人に好まれる傾向の声は存在し、その特徴としていくつかあげることができます。
ここではイケボとされる声の代表的な特徴を3つ紹介します。
- 声の輪郭がはっきりしていて、とても聞きやすい
- 色気がある
- 響きのある低音でゆっくり落ち着いている
1. 声の輪郭がはっきりしていて、とても聞きやすい
これにはリッジボイスと言われるものが大きく影響していて、それが声の輪郭を作っています。
このリッジボイスを鍛えるための練習法の詳細は声で落とす！イケボの喋り方を現役ボイストレーナーが紹介！で解説しているので、興味がある方はご覧ください。
2. 色気がある
こちらはイケボの絶対条件とも言える特徴です。
色気がなければイケボとは言えません。
3. 響きのある低音でゆっくり落ち着いている
低い音で心地いい響きがあり、聞いている人に安らぎを与えます。
話すスピードは常にゆっくりで、落ち着いています。
女性と男性の声帯構造の違い
女性と男性の声の高さの違い、その原因はズバリ声帯の長さと太さの違いです。
あくまでも平均値ですが、長さの割合は「女性：男性」の比率が「２：３」で、太さについては相対的に男性が太い傾向にあります。
特に長さが声の高さにもっとも影響します。
グランドピアノをイメージしてください。
ピアノは鍵盤で弦を叩くことによって音が出ますが、
鍵盤は左に行くほど低音でその先の弦は長く太くなり、右に行くほど高音に、弦は短く細くなります。
声帯も同じで、長いほうが低い音が出ます。
女性：男性 の比率が２：３ということで、音の高さにかなりの違いが生じます。
したがって男性がイケボを出すことに比べ、女性にとってはハードルが高いように感じる方が多いと思います。
でも大丈夫です！
これから紹介する方法を実践すれば女性のあなたでも、とても素敵なイケボを発声できるようになりますよ。
女性がイケボになるための方法
女性がイケボになる方法は大きく3つあるので、順番に紹介します。
女性がイケボになる方法3つ
- 自分の声に似ているタイプのイケボを見つける
- 自分の声に似ている声優さんの真似をする
- 女性声から男性声にするために練習する
1. 自分の声に似ているタイプのイケボを見つける
記事の前半でイケボの特徴を紹介しましたが、その1つに「低音である」ことをあげました。
音の低さ競争については女性の声帯では男性の声帯に敵いません。
でも、そんな競争は必要はありません、あなたの出せる一番低い声でいいんです。
イケボ声は実際の音程の低さだけで決まるのではなく、聞いている人がカッコいいと感じることが大切です。
実際、アニメの男性キャラクターのカッコいい声の大半は女性声優さんが演じています。
そうです女性でもイケボになれるんです。
しかし、闇雲にイケボになろうとしても声の対象が多すぎて、練習の方向性を見失ってしまいますよね。
2. 自分の声に似ている声優さんの真似をする
そこで、まず、あなたに似ている声を持つ女性の声優さんを見つけ、そのイケボ声を真似してみましょう。
その際、あなたの声に似ている声優さんを一瞬で見つけ出してくれる超便利アプリを紹介します。
「AI声優診断！アニマイク」というアプリです。
アプリ内のマイクに自分の声を入れると同時にあなたの声に似ている声優さんを画面上に
出してくれます。
声を出し続けると声の変化に伴って次々と色々な声優さんが現れます。
声優さんが変わるタイミングが速すぎて、なかなか決められないですが、
気になる声優さんを選ぶと、その人のウィキペディアがみれるので、出演作品などでその声優さんのイケボ声を聞くことができますよ。
1度や2度では似てこないかもしれませんが、繰り返し声を真似しているうちに必ず似てきます。
これだけでもあなたのイケボ度はかなり高くなるでしょう。
しかしそれだけではあなたのイケボ度は満足できるレベルに達していないかもしれません。
そこでさらにイケボに近づく練習法を紹介します。
3. 女性声から男性声になるために練習する
これからご紹介する練習により、声を胸に響きかせることができ、より男性声に近づけます。
多くの女性は、話す時に声帯で発生した音を無意識に上顎（うわあご）の前の方へぶつけて声を出しているため、口の前の方を響かせています。
しかし口の前の方の空間は狭いため響きも小さく、音も薄く、甲高く聞こえます。
これが一般的な女性声です。
一方、声帯で発生した音をぶつける場所を、上顎の前からだんだんと奥の方へ向かって変化させると、響きとともに深みと丸みのある音に変化します。
コツは、あくびをする口の形から下顎（したあご）だけ元に戻し、口内の上半分の空間を大きく保ったまま後頭部めがけて声をぶつける気持ちでやってください。
それでは実践してみましょう。
まずあくびの形から上顎はそのまま下顎だけを戻してください。
その時、口内の上半分の空間は普段よりかなり広くなっていると思います。
そのまま「アー」っといいながら上顎の前（上の歯あたり）に向かって声をぶつけます。
この時の声は甲高く響きのない普段の声になっています。
次に、「アー」っといいながら声を出来るだけ上顎の後ろを狙ってぶつけてください。
その時の声は、低く響きがあって丸い感じになっていると思います。
この練習をする際に、胸に手を当て響きの変化を感じながら、一番振動が大きい時の発声状態を覚えてください。
この声があなたのイケボ状態です。
最初はなかなか感覚が掴めないかもしれませんが、繰り返しているとできるようになるので、諦めずに続けてください。
このほかにもイケボになるための男女共通の練習法もたくさん紹介しているので、詳細は「【1日15分】イケボになるための練習法を現役ボーカルトレーナーが紹介」で解説しています。 興味がある方はご覧ください
まとめ
この記事の前半では、イケボになりたい女性に向けてイケボとは何か？ どんな特徴があるのか？ について説明と、
後半では、男女の声帯構造の違いを説明した後に、女性が目指すべきイケボとはどういう声なのかをお伝えし、女性がイケボになるための簡単で効果的な方法をお伝えしました。
この記事が女性の方々のイケボ習得のお役に立てればこの上ない喜びでございます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
本サイトで紹介している練習方法を毎日やっていけば、段々と”イケボ”に近づいていきます。
ただ、自分1人で毎日練習していても自分が成長しているのか不安になったり、モチベーションが続かなかったりする人が多いです。
特に自分の声に合ったトレーニングを選ばないと、全然うまくならないままかも。
友達にカラオケに誘われた時に、自信を持って行くことができない。
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イケボになってカラオケでドヤりたい方、プロを目指していきたい方は要チェックです。
